訪問マッサージとは? | 北九州・小倉北区の訪問マッサージ「ヘルポン」
病院・役所で積極的に教えられることがないため、「訪問マッサージ」について聞き覚えないかもしれません。
制度について、ざっくりご説明いたします。
「北九州市国民健康保険のてびき」にも掲載
訪問マッサージは国が定めた公的制度です。
「北九州市国民健康保険のてびき」にも、制度概要が紹介されています。
病院と同じ保険証・医療証を使い、ご自宅や入所施設にいながらにして、マッサージや鍼(はり)を受けていただけるのが訪問マッサージの特徴です。
※以下では鍼も含め「マッサージ」と呼ぶ
本来は個人で利用するのが難しい制度
本来、保険証を使ってマッサージを受けた場合、一旦全額を支払わなければなりません。
その後、役所にある専用用紙に保険証の番号・施術部位・厚生労働省により定められた金額などを記入し、それを保険者に申請、数か月後に療養費として振り込まれる、といった制度内容。
一般の方が、このような手続きをふむのは非常に困難です。
ましてやお体の不自由な方が、これら一連の手続きを行うのは現実的でありません。
「訪問マッサージ」は、このような制度の上に成り立ちます。
当院では、上記のような手続きの全てをご本人に代わって行いますのでご安心ください。
介護保険の枠が一杯でも気にすることはありません
訪問マッサージは、病院と同じように「健康保険」を使った制度です。
介護保険とは一切関係しません。
たとえ介護保険が限度額いっぱいだとしても、問題なく訪問マッサージはご利用いただけます。
生活に寄り添ったサービスです
患者様の共通点として、
- 血行不良
- 筋緊張
- 疼痛
- 筋力低下
- 活動度の低下
など、廃用性・退行性の症状が顕著です。
そのような症状を手や指で感じながら、ゆったりとした手技で症状を緩和していきます。
訪問マッサージは、あなたやご家族の生活に寄り添ったサービスです。
日々コツコツ積み上げていきます
入院リハビリでの最大の目的が、
- 社会復帰
- 自宅復帰
それに対し、訪問マッサージにおける最大の目的が、
- 生活の質の向上
- 活動度の向上
- 在宅生活の維持
だと考えます。
入院リハビリでの「在宅復帰」のような明確なゴールは存在しません。
そのぶん、現状維持や緩やかな改善を目指しながら、日々コツコツ積み上げていくことが何より大切です。
本でも色々と学べます。
長くご継続いただけます!
とはいえ、経済的・時間的なコストが高ければ継続は困難でしょう。
その点、国の制度である「訪問マッサージ」は、
- 後期高齢者医療保険
- 国民健康保険
- 健康保険
といった公的な医療保険をご使用いただけます。
また、こちらから伺いますので、
- 交通費がかからない
- 送迎の必要がない
- 天候を気にする必要がない
ご自宅や入所施設にいながらにして、マッサージを中心とした機能訓練をご継続いただけます。
実際にどんなことをしてくれるの?
リハビリに精神的な負担を感じる方は少なくないようです。
その点、訪問マッサージでは、指圧やマッサージでお体をゆるめることから始めます。痛みがともなわず、深いリラックスからウトウトされる方も。
その後、関節を痛くない範囲で動かしたり、筋肉をゆっくりと伸ばしたりすることで、機能の維持・改善をはかります。
ご自宅や入所施設での機能訓練が、苦痛ばかりでは長続きしません。
心地よいマッサージと機能訓練は、相性の良い組み合わせです。
ちなみに、米国国立老化医学研究所によると、生活の自立性の維持には有酸素運動よりも「軽度の筋力運動やストレッチングが効果的」とのこと。
\ 訪問マッサージのサービスは大きく3つ!/
1.血行促進のための指圧マッサージ
片麻痺や廃用症候群の方では、心臓の働きが低下し血液循環が悪くなることも。その結果、体のすみずみまで酸素と栄養が運ばれなくなり、老廃物が蓄積して浮腫が起きやすい状態となります。血液循環が改善されると、筋肉・神経の働きが高まり、血流のうっ滞や浮腫・痛み等が改善されやすい傾向に。
2.関節の拘縮をやわらげる関節運動
硬くなった関節の動きをよくする関節運動を行います。主に6大関節(肩・肘・手・股・膝・足関節)の動きを維持・改善することで、日常生活での自立をはかります。
3.衰えた筋力を強化する筋力増強訓練
ベッド上で寝たままできる筋力トレーニングを行います。寝たきりに繋がる転倒を未然に防ぎ、日常動作をより楽にするためのものです。たとえば、太ももの筋肉(大腿四頭筋)を鍛えると膝が安定し、歩行が楽になります。ふくらはぎの筋肉(下腿三頭筋)を鍛えると、足を蹴りだす力が強くなり、一歩の幅が大きくなり、つまずくことが少なくなります。
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