認知症の方の体験マッサージ
八幡西区鷹の巣のグループホームへ体験マッサージ
本日は、八幡西区鷹の巣のグループホームへ体験マッサージに伺いました。
ご家族から電話依頼があり「両下肢のムクミがひどいので、何とかしてあげてほしい……」とのことでした。
ご本人様は認知症で施設スタッフに触れられるのも嫌がり攻撃的になるので、当日はご家族の方も立ち合ってくださるとのこと。
両足がむくみでパンパンに…
当日、お部屋に伺うとご本人様はベッドに端座位でしたので、目の前にかがみ視線をきちんと合わせて、まずはご挨拶。
ご家族の方いわく、あまり喋ることもままならないので……とのことでした。
問診では、確かに両足がむくみでパンパンに。
少しでもお役に立てればという気持ちでいざ長戸先生による体験マッサージを開始。すると、事前に聞いていたとおり、先生の片手をギュッと握り離してくれません。
認知症の方で、一見攻撃的な方の施術を見ていていつも感じること……。
それは、そういった方々が、相手を攻撃してやろうと思ってそのような態度にでるのではなく、不安で不安で仕方がなくそのような態度になってしまうんだろうなということ……。
長戸先生も同じ思いだったようで、マッサージは中断しご本人様のギュッと握っている手の甲をやさーしくさすり始めました。
すると、だんだんお気持ちも落ち着いてきたのか、握る手も弱まってきました。
マッサージは人と人の肌が触れ合う最高のコミュニケーション
その後、結局直接的な浮腫へのアプローチはできませんでしたが、やさしく摩るようなマッサージを続けていると、ご本人様から「目が重くなってきた……」との一言が。
気持ちよくなって、うっとりしてきたんでしょうね。
帰り際には、ご家族から「施設スタッフに触られるのも嫌がるくらいなので、ここまで出来ると思ってませんでした。ありがとうございます。」との嬉しいお言葉もいただきました。
前述したように、ムクミの改善はほとんどできなかったので申し訳ないという気持ちで一杯でした。
しかし、それと同時に、最初から治療を目指すのではなく「自分たちは危害を加えるようなことはありません。安心できる存在なんですよー」といった気持ちで接するコミュニケーションが大切だとも感じています。
そういった気持ちで接していると、相手の心もゆるんでくるのがわかるような時があります。
ましてや、マッサージは人と人の肌が触れ合う最高のコミュニケーション。
「マッサージ業だからできる癒しの力を今後も学んでいこう」という想いを、新たに感じさせていただきました。
伺させていただき、こちらこそありがとうございました。
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