脳梗塞後遺症による左片麻痺の方の体験マッサージ

あん摩マッサージ指圧師でブログ担当の長戸です。

本日は介護事業所シオンのMケアマネジャーのご紹介により、小倉北区お住まいの男性の体験マッサージに伺いました。

平成25年に脳梗塞を発症し左片麻痺を患った方でした。

また、問診をするなかで以前から変形性股関節症もあり、日常生活での痛みや苦労話を切々とおっしゃっておられました。

触診のなかで、右股関節の可動域がかなり狭く、かなり関節拘縮が進行した状態であり、ご本人様もお辛そうな表情を浮かべておられました。

麻痺側を触診させていただくと、痛いやしびれ・冷えなどの症状があるとのことでしたが、関節はいたっって動かしやすい状態にありました。

施術中に「リハビリを頑張られたんですね！」とのお声掛けをさせていただくとご本人様から「まあ、それなりにリハビリはしたね。今でも毎日自分なりにやってます。治らないとしてもこれ以上悪くならないよう努力してます」とのお返事でした。

更に、日々の運動に使う自作の小道具や生活環境の工夫なども教えていただき大変驚きました。

お一人暮らしで、ここまでストイックに自分自身と向き合い努力されている姿に感銘し、伺わせていただいたこちらの方が様々なことを考えさせられました。

体験マッサージ終了後、「近所のもみほぐしや整骨院ではしてくれないことをしてれたんで、右側の股関節が特に楽になった。ありがとう！」と喜んでいただけました。

帰りの車中、体験中におっしゃっていた色んな言葉が頭の中をぐるぐると巡り、もしサービスの開始ができれば少しでも症状改善できるよう、帰宅後に施術プログラムを組み立ててみようと思いました。

体験マッサージに伺わせていただき本当にありがとうございました。